第八話「綿流し編其の四 願い」

タメも何もなくあっさり終局、原作以上にスーパーナチュラルものにしか見えないが(原作のほうはどう落としてるんだろ。とっととやらないとなあ)、見所はそこではなくて、屋敷での雪野五月の芝居である。「頭領」しての魅音と「友達」としての魅音とを、一呼吸で切り替えて、かつ不自然を感じさせない。素敵だ。「鬼」はいまいちでしたが。
 しかも、雪野は加えて「詩音」もやっているんだから、これは一人四役ということで、そのうえ、この四つが基本的にみな同じ声色でやらないといけないということを考えると……お疲れ様です。
 で、次回は祟殺しか。原作のほうは、どこまでも嫌な話なので、こればっかりはできるだけマイルドかつ薄味にアレンジされることを期待したい。