奇しくも究極の答えと同じ

長門有希に挑戦!



二日ほど前、ハルヒ長門さんとオイディプス症候群に何の関係があるのかと調べてたら上記のページに行き当たったので、ものは試しとやってみたのですが、意外にも被らないもので、たった42作品しか読んでなかったのでありました。その内訳をみると哲学書とか科学書とかをろくにおさえてないのが丸わかりでなかなかにかっこ悪い(*)。

 にしても、この百冊リスト、どう考えても氷山の一角だよね。

 うるさいことを言うとH・P・ラブクラフト著の『真ク・リトル・リトル神話体系』という本は実在しなかったりするわけですが(これは、ラヴクラ「他」著の全十巻のアンソロジーシリーズのタイトルなので。ここは勝手に全集読破、を基準にチェックしてしまった)。それはおくとして、たとえば、ハイペリオン四部作の三作目である『エンディミオン』だけ読むとかはまず無いし、イリアス読んでオデュッセイアに行かないってこともまずない。件のオイディプスはもちろんそこまでのシリーズ四作も読んでいるんだろうし(っていうか先行作のネタバレはあのシリーズのお約束だったりするので読まないと駄目である)。

 逆に『デュマレストサーガ』全三十一巻、『失われた時を求めて』全十〜十三巻(バージョンによる)、『ダーコーヴァ年代記』全二十二巻を本当に読んだのか? とか疑問もあるわけですが(回答するほうもこれ、全巻読んでいる人だけがチェックしているんだろうか?)。

 あとハインラインの『世界SF全集12』は収録作である『人形つかい』と『夏への扉』に分けたほうが回答率が上がりそうな気もします。つーか今現在手に入るのかこれ。きっと長門さんは図書館で借りたって設定なのでしょう。

 しかしたった42作品で「1565 人中 56 位でした」というのは順位の高さに喜ぶべきなのか、本好きが減っていることを悲しむべきなのか。微妙なところです。





* 既読リストは以下の通り。

  エラリー・クイーンギリシア棺の謎』 ダン・シモンズエンディミオン竹本健治ウロボロス偽書有栖川有栖『双頭の悪魔』 京極夏彦魍魎の匣とり・みき『クレープを二度食えば。』 法月綸太郎『誰彼』 麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』 R・A・ハインライン『世界SF全集12』 バリントン・J・ベイリー『時間衝突』 J・D・カー『三つの棺』 グレッグ・イーガン順列都市A・A・ミルン『赤い館の秘密』 綾辻行人十角館の殺人笠井潔オイディプス症候群』 清涼院流水『ジョーカー』 アイザック・アシモフ鋼鉄都市ホメーロスイーリアス』 H・P・ラヴクラフト真ク・リトル・リトル神話大系ヴァン・ダイン『僧正殺人事件』 フランシス・アイルズ『殺意』 と学会『トンデモ本の世界』 ディヴィッド・ブリン『知性化戦争』 夢枕獏『月に呼ばれて海より如来る』 ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』 ジャック・フィニィ『盗まれた街』 ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟井上ひさし吉里吉里人』 ブライアン・W・オールディス『地球の長い午後』 ラリィ・ニーヴン『リングワールド』 オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやり方』 島田荘司『奇想、天を動かす』 ロナルド・A・ノックス『陸橋殺人事件』 ウィリアム・L・デアンドリア『ホッグ連続殺人』 夢野久作ドグラ・マグラ吉野朔実『ECCENTRICS』 アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』 ダニエル・キイス『五番目のサリー』 逢坂剛『百舌の叫ぶ夜』 J・P・ホーガン『星を継ぐもの』 西原理恵子『できるかなリターンズ』