第一話

なんとアメコミを日本でアニメ化、といってもストーリーやキャラクターなんかはオリジナルで、ウィッチブレイド変身っていうのを使っているだけっぽい。一種のスピンオフというべきなんだろうか。
 主役は一児の母(実子かどうかは微妙)を能登麻美子。この人の肉体年齢二十代ヒロインを見るのは「ヒットを狙え」「妄想代理人」(ラブレスはヒロインじゃないよねえ)以来だけど、大人なのに精神年齢の低い感じのキャラが多いのは、上手い下手以上に、どうやっても大人の声にならないせいだろう。
 そんなわけで今回も主人公のアダルトチルドレンぶりが炸裂。あまり良い役どころでないはずの児童保護局のいうことが妙に説得力をもってしまうのであった。
 話のほうはまあ、なんというか、よくある自分の正体を知らないスーパーヒーローが覚醒し敵と戦っていく話らしい。お約束とベタで大枠を塗り固めて、後は演出と細部の工夫次第ってところか。
 今回を見る限りではあまりシナリオにも工夫はしてないっぽいが……。