(PCgame) ホロウ覚書(その4)

久々に起動。
シリアスパートの理屈っぽい叙述はたいてい屁理屈になってしまってる。よって続けば続くほど、読む意欲が……
たとえばこんな感じだ。

・湧きあがった感情は悲観的なものだった。
・ただ、女の行動理念は間違えていて、それでは誰も救われないと知っていたからだし。
・自分の世界にないものを救おうなんて、それは自分の世界を否定することになる。

・人間は自分しか救うことしか出来ない。
・他人のために他人を救おうなんてのは死に値する言い訳だ。
 そんな奇麗事では誰も救えない。
 だか――それでもなお、自分以外のものを救えると信じるのなら。
 自分以外の誰かを救いたいと囀るのなら。
「そうだ。それでも何かをしたいというのなら、せめて笑いながら救いに行け。
 見捨てられないから残るとか、可哀相だから戻るとか、そういうのは余計なお世話だ。一緒に苦楽を共に飼養なんて、間違っても抱くなっていうコトでさ」
 共有するのは楽だけで良い。

ロマンチック系の叙述は、書き手が自分に酔いすぎてる印象。

・たとえば、昏く沈んだ瞳が。
 差し伸べられた手に、輝かしい未来を見られるように。
・いつか感じた、胸をこするような感傷に歯を鳴らす。

てなぐあいに。

そういえば、イリヤのお辞儀って変だ。膝上のスカートで、なんで扇みたいに広げるかな。本来狙った上品さ、優雅さとは違う世界のような(言うなれば、娼……いやなんでもないです)

サーヴァントたちの内面を語るのに、回想と称して神話の内容をだらだら書くのはどうかとおもわれます。
・自己封印暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)
こういうネーミングもどうかと。ブレーカーってなんだよおい。古代ギリシャに英語があるのか。

あと全般的にファッションセンスが……
キャスターの変な普段着とか、セイバーの黒ゴミ袋を巻きつけたみたいな余所行きとか(プール行くのにそれはないだろう)。
水着のデザインもちょっと。

年中行事と化している料理談義も、どうも地に足がついてないというか、美味しんぼの読みすぎじゃないかというか。
たとえば士郎たちと違って、普通の日本人は和洋考えたお弁当を作るほうが珍しい、とかね。

個人的には、クシャナさまの名台詞をどうでもいいところで引用されたのがかなりマイナス印象。