(PCgame) ホロウ覚書(その2)

一日あいてしまった。
今日はまじめに、面白ワード収集をしつつ七週ほど回ったわけだが、シリアスになればなるほど文章が面白方面へと傾くようですね。
日常はそれほどでもない。
パイを生地から作るのが大変とか、料理好きにはありえないような言葉を平気で言わせたりするあたりは違った意味で面白いですが。
適当に書いているだけに、面白ワード生産には不利というところでしょうか。


さてそんなこんなで本日の収穫。

・サーヴァントの色が変わる
・その不安はまだ早い。
・意識が断線する。
・月が白髏(びゃくろ)のように回っている。
・まだ目覚めきってない頭を動かす。
・気持ちのいい朝の、いつもどおりの風景。それを当然のように噛みしめて、
「おや。おはようござますシロウ」
 彼女の笑顔を見つめていた。
・下手なのに繊細
・『この町で起こり得る可能性なら全て引き寄せられた世界』
・ドジスンのアリス
・「強者の条件って知っているか?
 目立つヤツは敵を作りやすいけど、その敵から当然のようにみんなを守れるヤツを強者って言うんだ。
 腕が立つだけのやつはただの暴れん坊」
・この穂郡原を覆う空気は一成=生徒会長であった。
・塩鮭とご飯にのり、筑前煮もありありと純和風だ。
・和食で弁当にしてこれ、桜の料理も端倪すべからざる腕だ。
・夕方になって夕食の仕込をはじめて、ふと外を見るととっくに日は沈んでいた。
・包丁でリズムを刻みながら返事をする。
・体を伏し、手足を投げ出して疲れに身をゆだねる。
 ゆるやかな睡魔が意識に魔法をかけていく。
・――なんて自由。
 その不遇ゆえ、意識の断絶が信用できない。
・睡眠とは一日の終了と再開を司る通過儀礼だ。
・誰もが当然のように通り、帰ってくる記憶の空洞。
 その淵に、力を抜いて没していく。
・鼓動を押し隠している・・・・・・のだろうか?

アナクロ
*間違っているというのでなく、高校生の言葉のチョイスじゃないような。

・「人がいない・・・・・・これじゃ、ホントに」
 何もかも死に絶えた世界だ。
*世界には人しか生きているものがないのかい。

・中を覗れば
 解体現場そのものだ。

・バラされた肉片もコロされた命も見あたらないというコト。
*命はそもそも見えません。

・未知の感情が脳を刺激している。
 怒りと嫌悪がバランスよく混ざり合っている。
 俺は、まだ見ぬ殺戮者を憎悪している。
*未知じゃないじゃん。

・反響する息づかいを追跡(トレース)する。
 遠吠えは俺に充てた声なき声だった。
 全方位から向けられる敵意と懇願、嫌悪と羨望。

・妬(ニク)い
・遠吠えが咆哮に変わる。
・怨恨が合唱される。
・美しく輝く銀色の声。
・全てが揃っているのに全てを閉じているもどかしさ。

・なぜセイバーの手を借りないのか。
 そのあたりの事情が傍目に理解できた。
*セイバーの手を借りていないのは語り手自身である。

・どこか態度に皮肉を含んでいるやつ
・日の当たらぬ暗い淵から、日の当たる地上まで落ちていく行程。
・とうに焼き切れた脳髄は破損しているなりの正常を模索して、痛みによって再動する機能を獲得した。
 つまり。この体は痛みがあってようやく、人としての思考を持つに至れるのだ。
・もう何百人と増殖した自分が、パレットの上でかき回されている感じ。
 もはや明確な自己などなく、数えきれず区別できなくなった自分たちがドロドロと溶け合っている。
 ゼロからの蘇生とは、それほどの代価を必要とする。
・憎まれるのも殺されるのも慣れっこだが、泣かれるのは愛ではない。
・あらゆる方向に対応し、襲い来るものを切り払い、向かう先に容赦なく連弾を叩き込むダンスマカブル。
・遍く公平に、人間には何かを救いたいという欲求が存在し、容認されている。
・「あなたの洒脱さは、時に殺意を覚えるほど的確で勇敢だ」
・「正しいと思える行動に理由はありません。・・・・・・いえ、理由があってはいけないと思う。それを正しいと感じたのなら、」
 理由、利益なんて言葉を盾にするべきでない、と言いたいんだろう。
・「徳ってのは魂の質だ。それは得るものじゃない。苦しみながら培うものだろ」
 どんな矮小な人間にも、どんな無力な人間にも、どんな無価値な人間にも。
 それは誕生から共にある平等の機能、前に進もうとする意志によって磨かれる輝きだ。
・「誰かに認められたいって気持ちはな、誇っていい事なんだよ。その気持ちがあるやつは、同じように、きっと誰かを認めてやれる。
 アンタの方針が結局は自分のためだって言うんなら、間違ってなんかいねえってコト」
 共に楽しもうっていう、愛情の美点がそこにある。
・ここは遠く深い虚ろなソラ。

・あの男はどうしようもないほどの悪だ。
 ・・・・・・けれど。
 同時に彼は同じくらい人間(せかい)を愛しているのではないか、なんて矛盾した考えを。
*矛盾していないのですが。

・じりじりと脳を浸食する蜃気楼。
 明かりに魅了される虫のようだ。