第七話
乙女はボクに恋してるが、話はいろいろと苦しくなってきてる第七話。
ストーリーの要請なのかシナリオライター(あみやまさはる)の趣味なのか、台詞がどこのディスカッションドラマですかという勢いで長ったらしいのはいいとして、服装チェックでりぼんが駄目などというのは、それは四月の段階でやっておくべきことなのではないのかと思うわけである(まりやの「貴子さんの嫌がらせ」説もあながちはずれでないのかも、と思わせてしまったら駄目だろう。それは貴子さんのキャラではないのだから)。
しかしそれもいい。きっとゲームでは、このかなシナリオの序盤で発生するネタなんだろうから(もし、アニメと同じ運びだとするとそれは原作が馬鹿なのだ)。
問題は、クライマックスの瑞穂の弁護がなんの弁護になってないところである。衣服の適不適が着る者のキャラクターによって変化しないほうがおかしいのだから、瑞穂がつけて見せて違和感がないからといって、かながつけてどうか、というのは何の関係もないのである。スーパーマンが赤いリボンをつけてもデイリープラネットのベタ記事がいいところだが、バットマンが赤いリボンをつけたらゴッサムシティが崩壊するであろう。
濃いディベートにしなくてもいいけど、超どうでもいいりぼんの由来なんかよりも、そのあたりにうう少しは頭をつかってほしかったのですよ。
まあ、こういうところでも、貴子さんを悪役にしない展開であるのは、好感が持てますが。