第二話

人類側主人公登場。なん一昔前の少女漫画に出てきそうなキャラだ――メインの男キャラに絡む、読者(作者)の自己投影用ヒロイン、というやつである。個人的には、ぢゃっぢゃ―んの人が久々にメインにいるのでちょっと嬉しかったり。そういえば、元祖電子の妖精も出ているな。

そのヒロイン紹介の序盤から、華僑吸血鬼チームとの再会と、追っ手の全面攻撃が始まるまでの流れは、設定説明なんかも織り込みつつ無理なく進行していい感じ。
 飛んだりはねたり、スーパーバトルしたり、昼間ならではの弱体描写をあわせてのアクションもまあ悪くない。

でも水に落ちて「あばばばば」みたいなコント調を入れるセンスは理解に苦しむし、ラストに見せ場を作るでもなく淡々と(というより、むしろ盛りさげて)終わる引きのセンスもよく解らない。
 次回の展開を気にしてほしくないのだろうか?