第六話「暴走」

隠れ里編あっさり終了。先生もスキンヘッドもいい奴もあっさり退場。そしてバッタものハーロックもあさり再合流。
つまりは、サナのピアノの謎と、ジンの復讐という動機を出すためだけの話でしたか。あ、あとサブタイにもなっているファントム搭乗者に起きる異常もか。この程度のネタフリのためだけに村の壊滅という悲劇に直面した人々と、前編と後篇で三週間もまたされ、一クールアニメで貴重な二話を費やされた視聴者は気の毒である。

とはいえ、敵の襲来シーンは、最初が対人、後半がロボットバトルで目先を変えつつも、テンションと勢いは維持していて悪くない。こちらが慣れたのか、暗所での戦いというのがよかったのか、軽さも気にならなかったし。来てほしいタイミングにちゃんと来るこの手のもののお約束は、ちゃんと使えばしっかりエンターテインメントになるのだ。

が、しかし、これはやっぱりサナ萌えアニメであるような気がするのだった。話のモチベーションとしてもサナを守ることが主人公チームの目的だから、人たちに視聴者をシンクロさせるためにも、これは正しい「萌え狙い」なのかも知れないけど。