第五話

 蟹を篭絡する話。

 冒頭から話はもう目茶苦茶(いきなり照明がほしいって、一人でロミオとジュリエットやったときに学校の備品があったような?)なのだが、もうそういうことを突っ込んでも仕方ないのだろう。「シャーロック・スナオとアルセーヌ・エリカ」もきっと突っ込んではいけないのだ。夢だからいい加減なのか、スナオのあたまがいい加減なのかのどちらかで、スタッフがルパンやホームズを名前と思っていたわけではないはずである。

 ともかくも、蟹の篭絡である。
 蟹はやっぱり声優がまずいと思う。舌回ってないし、声質悪いし。キャラも悪い。でもまあ悪い分だけ、こういうキャラが陥落する展開は、ある種爽快がありますね。ツンデレとは違う気がするが……。
 サイドプロットでは、どうにかメインキャラぶろうとする対馬が哀れで楽しい。まあ、どう見ても脇役だけど。
 それにしても、生徒会長は、凄いキャラだね。大枚をはたき、部下を犠牲にしてでも素奈緒に嫌がらせ。ここまでくるとこれまたツンデレじゃない気がする。どっちかというとSの愛。