第四話

 貞子みたいなエフェクトを身にまとい、貞子みたいな動きをし、顔も貞子みたいな、しかし根はまっすぐで、生徒思いの真面目な先生の話。
 これは、いままでで一番面白かった(見てない二話目がもっと面白かった可能性は否定できないが……いまさらながら残念)。

 まず、先生の貞子エフェクトに貞子動き。その徹底ぶり。『リング』ファンにも納得の出来である。それもただなぞるだけでなく、ギャグとして昇華している。最高だ。

 貞子ネタ以外にも、矯正不能の暗い顔をギャグにするなんて現実にやったらただのいじめだが、ここではそういう野暮は無し。ラーメン食って明るくなるなんていう不条理落ちも、妙にハマる。
 不良(と見せかけた登校拒否児)くんのキャラも悪くない。

 後半の小清水亜美との遭遇話も、どこまでも誤解が解けないあたりの流れはもはや落語の世界に通じるような定番展開で、小清水の天性のやられキャラなリアクションと、テンポのいい進行が、定番の楽しさを活かしきっていてすばらしい。シリーズのひとつの売りであるバトルアクションも忘れてないし。

 小清水亜美つながり(と書いてても思い出したが生天目仁美も)ではそういえば今週あたまのスクールランブルでも金髪ヒロインの入浴シーンがあったなあ。シンクロニティ?