第十五話
クイズ番組仕立てで、設定解説博覧会。
狙いは面白いが、狙いが面白いだけに終わっているような気もしないでもない。
だって、キャラや展開がつまらないんだもの。
今回の敵、MCQはイギー並に気持ち悪い(つまりイギーが気持悪いのはイギーがオカマだからじゃなかったということでもある)し、最終的には自殺願望みたいなことになる意味不明さ。いやむしろただの教えたがりか?
今回の趣向の中心、クイズゲームも、それが命のやりとりならば、終盤のクイズ問答こそが見せ場になるはずなのに強引に得点を稼がせて終わらせてしまう。これでは緊張感も何もあったものじゃない。
ようするに、趣向を思いついただけで作り手が満足してしまったのですな。
そういう意味ではこのシリーズの代表作といってもいいかもしれない。見てて飽きない、という点では過去最高の出来だったし。
さてしかし、一体いつまでこの放浪&遭遇な股旅話が続くんでしょうか。